(Dr.ノーリーのニコニコ健康講話 VOL.006)
こんにちは。
富士見が丘さくらクリニック院長の則行です。
梅雨明けから暑い日が続いていますね。
例年、夏の前半には発熱や脱水症、筋肉痛(筋けいれん)など、暑さそのものによる症状を多く見かけます。
一方、夏の後半になると、肩こりや慢性的なだるさ、不眠、食欲不振、痛みやしびれの悪化などの訴えが増えてきます。
同じ暑さの中でも症状が変わる背景には、「冷房病」が関係していると考えられます。
冷房病とは
冷房病とは、エアコンの効いた環境に長時間いることで体温調節機能が乱れ、体調を崩す状態です。
私たちの体は、自律神経が血管を広げたり縮めたりすることで、体温を一定に保っています。
しかし、冷房が効きすぎた環境に長時間いると、この働きが乱れることがあります。
その結果、手足の冷え、だるさ、疲労感、肩こり、めまい、関節痛、下痢、腹痛、食欲不振、不眠など、さまざまな不調を引き起こすことがあります。
冷房病を防ぐ3つのポイント
① 冷房の設定温度を下げすぎない
外気との温度差は5℃以内を目安にしましょう。
室内外の温度差を小さくすることで、自律神経への負担を軽減できます。
② 冷房の風を直接肌に当てない
体の表面が冷えると血流が悪くなり、手足の血行不良を起こすことがあります。
風向きを調整したり、薄手の上着を活用したりして、冷たい風が体に直接当たり続けないようにしましょう。
また、皮膚が乾燥すると、体温を下げるために必要な水分が不足しやすくなります。
暑い環境では体内に熱がこもる可能性もあるため、こまめな水分補給も大切です。
③ 冷房の効いた部屋では冷たい飲食物を避ける
冷たい飲み物や食べ物をとりすぎると、体の外側だけでなく内側まで冷えてしまいます。
冷房の効いた室内では、常温や温かい飲み物を選ぶなど、体を冷やしすぎない工夫をしましょう。
暑さ対策にエアコンは欠かせませんが、使い方によっては体調不良の原因になることもあります。
冷房と上手に付き合いながら、快適で元気な夏を過ごしましょう。
※この記事は団地新聞9月号掲載の内容をもとに構成しています。症状がある場合は自己判断せず、医療機関へご相談ください。

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