手洗いは病気予防の第一歩|「5秒ずつ」で洗い残しを防ごう

放送日: 8月5日(水)14:20〜14:30
出演: Dr.ノーリー(富士見が丘さくらクリニック 院長 則行 英樹)
MC: 小田 崇之(OBSアナウンサー)
放送局: OBSラジオ


こんにちは!
毎月第1・第3水曜日にOBSラジオで放送中の「Dr.ノーリーのニコニコ健康川柳」。

富士見が丘さくらクリニック院長・「Dr.ノーリー」こと則行先生と、OBSアナウンサー小田崇之さんが、健康について楽しく学べる時間をお届けしています。

今回の放送は、Dr.ノーリーの駆け出し時代の「忘れられない嫌な思い出」からスタートしました。患者さんの前で先輩医師に頭をたたかれ、恥ずかしさと悔しさで顔が真っ赤になったそうです。

今ならパワハラ案件かも――という話を「もう水に流しましょう」と締めたところで、今回のテーマ「手洗い」へ。感染症や食中毒を防ぐ、基本中の基本を学びます。


今日の一句:「手洗いは 病気予防の 第一歩」

手はきれいに見えても、目に見えない細菌やウイルスが付着していることがあります。それらが口や鼻、目などから体内に入ると、感染症や食中毒につながることがあります。

手洗いは、手についた病原体を物理的に洗い流すための、とても身近で大切な予防法です。

手洗いは 病気予防の 第一歩


手にいる「常在菌」と、一時的につく「通過菌」

放送では、手の細菌を大きく2つに分けて紹介しました。

  • 常在菌:もともと皮膚の表面や毛穴などにすみ、皮膚の環境を保つ菌
  • 通過菌:ドアノブ、共用の物、汚れたタオル、調理前の食材や器具などから、一時的に手へ付着する菌

すべての細菌が病気の原因になるわけではありません。皮膚には、私たちと共存している菌もいます。

一方、外から付着する通過菌やウイルスは、手を介して口へ入ることがあります。石けんと流水で丁寧に洗い流すことが重要です。


流水と石けんで、どれくらい減らせる?

厚生労働省によると、手や指に付着したウイルスの数は、次のように減らせるとされています。

  • 流水で15秒洗う:手洗い前の約1%
  • 石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐ:手洗い前の約0.01%

石けんは汚れを落とし、ウイルスを手指からはがれやすくします。特にノロウイルス対策では、石けんと流水による手洗いが大切です。


Dr.ノーリー流「5秒ずつ」の手洗い

放送では、洗い残しやすい場所を意識し、それぞれを約5秒ずつこする方法が紹介されました。

  1. 手のひらをこすり合わせる
  2. 手の甲を、反対の手のひらでこする
  3. 指を組み、指の間と付け根を洗う
  4. 指先を反対の手のひらに当て、円を描くように洗う
  5. 親指を反対の手で包み、付け根まで洗う
  6. 手首を反対の手でつかみ、回すように洗う

最後は流水で石けんの泡を十分にすすぎ、清潔なタオルやペーパータオルでしっかり水分を拭き取りましょう。

爪と指の間は汚れが残りやすいため、爪を短く清潔に保つこともポイントです。


アルコール消毒は、手洗いと使い分けを

放送ではアルコール消毒の使い方にも話が及びました。

厚生労働省は、石けんと流水で手洗いした後に、さらにアルコール消毒を行う必要はないと案内しています。手洗いがすぐにできないときには、手指用のアルコール消毒液が一般的な感染症対策として役立ちます。

ただし、ノロウイルス対策ではアルコール消毒は石けんと流水による手洗いの代わりにはなりません。状況に応じて使い分けましょう。


手を洗いたい主なタイミング

  • 外から帰宅したとき
  • 調理や食事の前
  • トイレの後
  • 嘔吐物や便の処理、オムツ交換などの後
  • 生の肉や魚などに触れた後

調理では、生ものに触れた手で、そのまま食器や加熱後の食品を触らないことも大切です。


今回の謎かけ

最後は恒例の謎かけです。

「過去の嫌な思い出」とかけまして、
「手についた病原体」と解きます。
その心は――
「すべて水に流しましょう。」

嫌な思い出も、手についた病原体も、きれいに水に流したいですね。

※この記事はラジオ放送の内容をもとに構成し、公的機関の情報を参考に補足しています。
体調に異変がある場合や症状が続く場合は、医療機関へご相談ください。

参考:
厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」
厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」

聴けばきっと、あなたの生活にもニコニコが増えるはずです。

OBSラジオ収録の様子

「Dr.ノーリーのニコニコ健康川柳」は、
毎月第1・第3水曜日の14時20分からOBSラジオで放送中。

次回はどんな“健康の気づき”が一句になるのか。
聴けばきっと、あなたの生活にも「ニコニコ」が増えるはずです。

OBSラジオ:https://obs-oita.co.jp/radio/

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