親族の病歴は健康管理のヒント。家族歴を予防と早期発見に生かそう

放送日: 6月17日(水)14:20〜14:30
出演: Dr.ノーリー(富士見が丘さくらクリニック 院長 則行 英樹)
MC: 小田 崇之(OBSアナウンサー)
放送局: OBSラジオ


こんにちは!
毎月第1・第3水曜日にOBSラジオで放送中の「Dr.ノーリーのニコニコ健康川柳」。

富士見が丘さくらクリニック院長・「Dr.ノーリー」こと則行先生と、OBSアナウンサー小田崇之さんが、健康について楽しく学べる時間をお届けしています。

今回の放送は、視力とコンタクトレンズの話からスタートしました。
若い頃から近眼だったDr.ノーリーは、コンタクトレンズをつけたまま眠って目を傷つけた患者さんを診た経験から、今も眼鏡派なのだそうです。

コンタクトレンズは、就寝前に必ず外しましょう――。
そんな呼びかけから、今回のテーマ「家族や親族の病歴」へと話が広がっていきました。


今日の一句:「親族の 病気は明日の 我が身かも」

顔立ちや体型が家族で似るように、病気へのかかりやすさに関わる体質にも、遺伝的な要素があります。

Dr.ノーリーは、病気のなりやすさに関わる要因を、次の2つに分けて説明しました。

  • 先天的要因:生まれつき持っている体質や遺伝的な要素
  • 後天的要因:食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなど、生まれた後の環境や生活習慣

生まれつきの要素を変えることはできません。
しかし、家族の病歴を知ることで、自分が特に注意したい病気を考え、生活習慣の改善や適切な検査につなげることはできます。

親族の 病気は明日の 我が身かも


「卒中家系」「がん家系」という見方

放送では、Dr.ノーリーが以前、外来で患者さんの家族歴を詳しく尋ねた経験も紹介されました。

脳卒中や心筋梗塞など血管に関わる病気が親族に多いケースと、がんが親族に多いケースがあるように感じたことから、Dr.ノーリーはわかりやすく「卒中家系」「がん家系」と表現しています。

これは正式な医学上の分類ではなく、Dr.ノーリーの臨床経験をもとにした説明です。
ただ、家族歴が病気のリスクを考えるうえで大切な情報であることは間違いありません。


「がんそのもの」ではなく、なりやすい体質が受け継がれることも

家族にがんの方が多いからといって、必ず自分もがんになるわけではありません。

がんの多くは遺伝だけで決まるものではありませんが、大腸がんや乳がん・卵巣がんなどの一部には、特定の遺伝子の変化が関係する「遺伝性腫瘍」が知られています。
受け継がれるのはがんそのものではなく、特定のがんを発症しやすい体質です。

同じ種類のがんになった親族が複数いる、若い年齢で発症した方がいるなど、家族歴が気になる場合は、かかりつけ医や遺伝に詳しい専門家へ相談しましょう。


まずは家族の病歴を知ることから

自分の健康管理に生かすため、可能な範囲で次のことを確認してみましょう。

  • 両親、きょうだい、祖父母などが経験した主な病気
  • 病気を発症したおおよその年齢
  • 同じ病気になった親族が複数いるか
  • 脳卒中、心筋梗塞、がんなどの種類

わかった情報は、健診や診察の際に医師へ伝えてください。
どの検査を、いつ、どの程度の頻度で受けるかは、年齢、家族歴、これまでの検査結果、生活習慣などを踏まえて個別に考えます。

また、家族歴に該当する病気がないからといって安心しきるのは禁物です。
生活習慣や加齢などの後天的要因も、病気の発症に影響します。


今回の謎かけ

最後は恒例の謎かけです。

「コンタクトレンズを使う方への就寝前の注意」とかけまして、
「身内の病気とかかりつけ医」と解きます。
その心は――
「必ずコンタクトを取ってください。」

家族の病歴についても、ぜひかかりつけ医と“コンタクト”を取ってみてくださいね。

※この記事はラジオ放送の内容をもとに構成しています。
家族歴だけで病気の有無や将来の発症を判断することはできません。
検査や受診については医師へご相談ください。

聴けばきっと、あなたの生活にもニコニコが増えるはずです。

OBSラジオ収録の様子

「Dr.ノーリーのニコニコ健康川柳」は、
毎月第1・第3水曜日の14時20分からOBSラジオで放送中。

次回はどんな“健康の気づき”が一句になるのか。
聴けばきっと、あなたの生活にも「ニコニコ」が増えるはずだ。

OBSラジオ:https://obs-oita.co.jp/radio/

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