あなたが服用している薬の効果をご存知ですか?
わたしは時々、患者さんにそのような質問をしてみるのですが、
血圧を下げる、痛みをとる、など多くの方がきちんと答えてくださいます。
では、その薬の副作用をご存じですか?
と少し意地悪な質問をしますと、答えられる方はぐっと少なくなります。
病院で処方された薬であれ、ドラッグストアで購入した市販薬であれ、
どうしても効果ばかりに目が向き、副作用は意識しにくいものです。
めったに起こらない副作用まで覚える必要はありませんが、
多くの人に出やすいものについては、知っておいたほうが安心です。
副作用にもいろいろあります。
最も多いのは作用(効果)が強すぎて副作用となってしまうケース。
血圧の薬で低血圧、血液サラサラの薬で出血、
便秘薬で下痢…。安定剤や一部のアレルギー薬では、
眠気が出ることもあります。
ほかにも、痛み止めの使い過ぎで胃が荒れたり、
薬を解毒する肝臓と体の外に排出する役割を持つ腎臓も傷んでしまったり…。
さらに、薬が原因で独立した病気が起こるケースもあり、
薬疹(皮ふの赤み、ほっしん、かゆみ)がその代表です。
いずれも原因の薬を中止することが治療になります。
もちろん、過度な心配は無用です。
しかし、薬で起こった症状を「副作用と気づかずに」
「別の薬を足して治す」という、ヘンテコな対応になることもあります。
薬と上手につき合うために、主治医や家庭医と、
時にはお薬をテーマに会話をしてみてはいかがでしょうか。

OITA CITY PRESSで連載中!
Dr.ノーリーの「ニコニコ健康講話」では、
日々の診療から生まれる“気づき”をもとに、
健康づくりのヒントをやさしくお届けしています。
OITA CITY PRESS:https://oitadanchi.com/

