日常よく耳にする「アレルギー」。あなたはその意味をご存知でしょうか。
アレルギーとは「自分じゃないものを認識して、それを排除しようとする身体の働きや身体の反応」のことをいいます。
代表的なものには、花粉症(結膜炎や鼻炎)やじんましんなどがあります。
平成二十三年、厚生科学審議会の発表によりますと、日本の総人口の約2人に1人が何らかのアレルギー性疾患にかかっていて、今もなお増加傾向にあるとのことでした。
アレルギー性疾患は今や生活習慣病と並んで、立派な国民病といえるのではないでしょうか。
アレルギー性疾患の代表ともいえる花粉症。
花粉症はその名前が示しているように、植物の花粉に対して身体がアレルギー反応を引き起こす病気をいいます。
花粉が目や鼻から体内に入り込んで粘膜に付着し、それを身体が「自分ではない異物」として判断しますと、それを排除しようとする反応が起きます。
その際にみられる症状が、目のかゆみや充血・涙(アレルギー性結膜炎の症状)、くしゃみ・鼻水・鼻づまり(アレルギー性鼻炎の症状)なのです。
花粉症の予防策を講じるには、①自分はどの植物に対してアレルギーを持っているのかを知ること、②その植物の花粉が飛散する時期を知っておくこと、③花粉を遠ざけるための工夫をすること、以上がポイントになろうかと思います。
①については採血で知ることができます。
②についてはテレビや新聞、インターネットから情報を得ることができます。
③については厚生労働省のホームページに記載がありましたので、以下に記しておきます。
花粉を避ける
・顔にフィットするマスク、メガネを装着する。
・花粉飛散の多い時間帯(昼前後と夕方)の外出を避ける。
花粉を室内に持ち込まない
・花粉が付きにくく露出の少ない服装を心がける。
・手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とす。
・換気方法を工夫、洗濯物や布団の外干しを控える。
以上のように、アレルギー疾患の治療原則は薬剤ではなく、「アレルギーの原因を身体に近づけない」ことにあります。
しかし、実際には原因を避けることは非常に難しく、多くの方が花粉症を発症してしまいます。
医師は花粉症の治療として、アレルギー反応を抑える薬剤(内服、点眼、点鼻)を処方します。
時に専門病院では、花粉のアレルギー成分に対し、身体が慣れさせて症状が起こらないようにする免疫療法がおこなわれることもあります。
( 文責: 則行 英樹 )

