(Dr.ノーリーのニコニコ健康講話 VOL.003)
こんにちは。
藤見ヶ丘さくらクリニック院長の則行です。
年をとるということは、すなわち「加齢」です。
私たちの体は日々変化し、見た目だけでなく体の内側も確実に年齢を重ねています。
今回は、加齢とともに進行する「動脈の老化」についてお話しします。
動脈も老いていきます
年齢を重ねると、肌のつやが失われたり、体力が落ちたりといった変化を感じます。
それと同じように、体の中の「血管」も年々変化しています。
心臓から押し出された血液を全身に送る通り道が「動脈」です。
この動脈が硬くなったり、内側が狭くなったりする状態を「動脈硬化」といいます。
外見からはなかなか分かりませんが、体内では確実に老化現象が起きているのです。
動脈硬化とは何か
動脈硬化とは、血管の弾力が失われ、血液の流れが悪くなる状態です。
血管が硬くなると、
・血圧が上がりやすくなる
・心臓に負担がかかる
・脳や心臓の血流が悪くなる
といった問題が起こります。
その結果、脳梗塞や心筋梗塞など、命に関わる病気につながることもあります。
動脈硬化の原因
動脈硬化を進める主な原因は、生活習慣に関わるものが多いです。
代表的なものは、
・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症
・肥満
・喫煙
などです。
これらは「生活習慣病」とも呼ばれます。
つまり、日々の生活の積み重ねが血管の状態に大きく影響しているのです。
年齢とともにリスクは高まる
50歳代であれば相応の動脈の状態、
70歳代であればその年代相応の変化があります。
問題なのは、実年齢以上に血管が老いてしまうことです。
「まだ若いから大丈夫」と思っていても、
検査をしてみると動脈硬化が進んでいることも少なくありません。
予防の第一歩は“知ること”
まずは健康診断を受け、自分の体の状態を知ることが大切です。
血圧や血糖、コレステロール値などを把握し、
必要であれば生活改善や治療を始めていきます。
食事療法、運動療法、必要に応じた薬物療法。
早めの対策が将来の大きな病気を防ぎます。
今日からできること
動脈は年齢とともに老いていきます。
しかし、そのスピードを緩やかにすることは可能です。
・バランスのよい食事
・適度な運動
・禁煙
・定期的な健康チェック
小さな積み重ねが、10年後・20年後の健康を守ります。
自分の動脈を意識したことはありますか?
今日から少しだけ、体の内側にも目を向けてみましょう。
それが未来の自分を守る第一歩になります。

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