放送日: 12月17日(水)14:20〜14:30
出演: Dr.ノーリー(富士見ヶ丘桜クリニック 院長 則行 英樹)
MC: 小田 崇之(OBSアナウンサー)
放送局: OBSラジオ
予備校時代の恩師の言葉が、今日のテーマにつながる
今回の放送は、Dr.ノーリーの浪人時代の思い出からスタート。
北九州の“規則が厳しい予備校”で過ごした経験とともに、当時の先生から言われた言葉を紹介します。
「大学合格は本当の目標じゃない。見据えるのはその先だぞ」
合格して燃え尽きないこと、狭い視野で本当の目標を見失わないこと。
この話が、そのまま今日のテーマへとつながっていきます。
今日の一句:「数値じゃない 病気の予防こそ 目標」
生活習慣病編・第2回の川柳はこちら。

数値じゃない 病気の予防こそ 目標
血圧が高ければ下げる。血糖値が高ければ下げる。
内科の診療では採血結果や検査値が重視され、薬の調整や栄養指導も行われます。
これは当然のこと。
しかしDr.ノーリーが今回強調したのは、
「検査値を正常化することが目標になってしまう危うさ」 でした。
数値がよくなれば嬉しい。医師も患者も喜べる。
けれど、そこだけに躍起になると「なぜ数値を整えるのか」という本質——
つまり“本当のゴール”を見失ってしまうことがあるといいます。
本当の目標は「動脈硬化を年齢相応に整えること」
Dr.ノーリーが語る生活習慣病の大きな目的は、
前回も触れた 動脈硬化 を「年齢相応の状態」に保つこと。
動脈硬化が進むと、血管のしなやかさが失われ、
血管の中が狭くなったり、詰まったりすることがあります。
問題はその変化が 脳 や 心臓 に起こったとき。
血流が悪くなり、脳の細胞や心臓の筋肉が回復不能なダメージを受け、
脳梗塞 や 心筋梗塞 といった怖い病気につながります。
しかも最近は、脳梗塞・心筋梗塞が
「70〜80代の病気」というイメージだけではなく、
40〜50代の働き盛り にも見られるようになってきている——
という点に、Dr.ノーリーは強い危機感を示しました。
数値が良くても「生活がめちゃくちゃ」では予防にならない
ここで出てくるのが、今日の核心です。
血圧や血糖、コレステロールの数値が正常化しても、
食事の内容が乱れている。運動しない。睡眠の質が悪い。
ストレスが溜まりっぱなし。タバコやお酒が自由。
こうした状態では「病気の予防として不十分」になり得る。
つまり、数値だけではなく、生活全体に目を向けることが必要だというわけです。
一人で抱え込まず、主治医を“使う”
とはいえ、生活改善を一人で考え、完璧にやり切るのは難しい。
Dr.ノーリーはここで、改めて「主治医との関係」を強調します。
検査を通じて体の弱点を把握している担当医に、
疑問を投げかけ、アドバイスを受けながら進める。
Dr.ノーリーはこの一連の考え方を「主治医の取説(トリセツ)」と表現し、
“医師をうまく利用してほしい”と呼びかけました。
恒例の謎かけは「こうそく」に注意
最後は名物になりつつある謎かけ。



動脈硬化を全く気にしない方とかけまして
規則の厳しい学習高校に入学したお子さんと解きます
その心は——こうそくに苦しむかもしれません
学校の「校則(こうそく)」と、病気の「脳梗塞(のうこうそく)」をかけた一席に、
スタジオは笑いと納得が混ざる空気に包まれました。


「Dr.ノーリーのニコニコ健康川柳」は、
毎月第1・第3水曜日の14時20分からOBSラジオで放送中。
次回はどんな“健康の気づき”が一句になるのか。
聞けばきっと、あなたの生活にも「ニコニコ」が増えるはずだ。
OBSラジオ:https://obs-oita.co.jp/radio/

