“ブドウ糖”と“果糖”の落とし穴。甘い飲み物・おやつは「セーブ」が鍵

放送日: 1月21日(水)14:20〜14:30
出演: Dr.ノーリー(富士見ヶ丘桜クリニック 院長 則行 英樹)
MC: 小田 崇之(OBSアナウンサー)
放送局: OBSラジオ


リスナーの反応が見えないからこそ「消化不良」にさせたくない

今回の冒頭は、Dr.ノーリーから小田アナへの質問からスタート。
講演会や授業など“対面で話す場”が多いDr.ノーリーにとって、ラジオはリスナーの表情が見えない世界です。

「いままでの話、ちゃんと消化してもらえてるのかな…」
そんな不安を率直にこぼしつつ、
「皆さんが消化不良にならないように今日もしっかり話したい」と気合い十分。

この“消化”という言葉から、今日のテーマである糖質の話へと自然につながっていきました。


今日の一句:「多すぎる ブドウとカトウを セーブせよ」

今回の一句はこちら。

多すぎる ブドウとカトウを セーブせよ

一見「果物のブドウ?」と思いきや、ここで言う“ブドウ”は ブドウ糖
“カトウ”は 果糖(かとう)のこと。
どちらも“糖質”に関わるキーワードです。


炭水化物=「糖質」と「食物繊維」に分かれる

Dr.ノーリーはまず、炭水化物の基本から解説。

炭水化物は、タンパク質・脂質と並ぶ 三大栄養素
白米・パン・うどんやパスタなどの麺類、じゃがいもやさつまいもなどに多く含まれます。

そして炭水化物は大きく二つに分かれます。

  • 糖質(体の中で消化され、エネルギーになる)
  • 食物繊維(消化されない)

今回の主役は、この「糖質」の中でも
ブドウ糖果糖 の話でした。


ブドウ糖は血糖値を上げやすい。果糖は…実は別の怖さがある

ブドウ糖は、体にとって最も主要なエネルギー源。
採血では「血糖」として測定され、グルコースとも呼ばれます。
腸から吸収されると 血糖値を急激に上げやすい のが特徴です。

一方、果糖は甘みが強いのに
ブドウ糖ほど血糖値を上げません(血糖上昇作用はブドウ糖の約20%)。

「じゃあ果糖の方が健康にいいの?」
と思いきや、Dr.ノーリーはここで一言。

果糖は体の中で 脂肪に変わりやすく
中性脂肪の増加、動脈硬化、脂肪肝、肥満の原因になりやすい。
さらに「老化反応を促進する」とも言われている——
まさに“油断できない糖”なのです。


「果糖」そのものより危険なのは、ジュースや清涼飲料水の飲みすぎ

果糖は、果物や蜂蜜に多く含まれます。
ただしDr.ノーリーは「食べ過ぎなければ心配はいらない」とも補足。

問題になりやすいのは、
果物ジュースやコーラなど清涼飲料水の飲みすぎ
特に糖尿病や脂質異常症の治療中の人は要注意です。


砂糖の正体=「ブドウ糖+果糖」=“ショ糖”

話はさらに「ショ糖(砂糖)」へ。
ショ糖は、ブドウ糖と果糖が“手を組んだ”状態の糖で、
体内では酵素によって分解され、ブドウ糖と果糖になります。

このショ糖が多いのが、洋菓子・和菓子などのおやつ。
ケーキ、クッキー、アイス、あんこ…
“手軽で美味しい”がゆえに、頻繁に口にしやすいのが落とし穴です。


じゃあどうすればいい?合言葉は「間食を減らし、お腹を鳴らす」

Dr.ノーリーが提案したのは、特別なことではなく“基本”。

  • 食べ過ぎない
  • なるべく間食をしない
  • 自分の病気や体質を理解しておく
  • 主治医や栄養士(薬局の栄養士も含む)に積極的に質問する

さらに印象的だったのが、糖尿病の方へのアドバイス。

「午前と午後に1回ずつ、お腹を鳴らせ」
お腹が鳴る=血糖が下がってきたサイン。
お腹が鳴る前におやつを入れてしまうと、
“下がるチャンス”をつぶしてしまうという考え方です。


謎かけは「OBS」で鮮やかに締め!

最後は恒例の謎かけ。

大分ブロードキャスティングシステム(OBS)とかけまして
本日の川柳「多すぎるブドウとカトウをセーブせよ」と解きます
その心は——頭文字がOBS

“多すぎるブドウとカトをセーブせよ”=O(多すぎる)B(ブドウ)S(セーブ)
という鮮やかなオチに、スタジオも大盛り上がりでした。

「Dr.ノーリーのニコニコ健康川柳」は、
毎月第1・第3水曜日の14時20分からOBSラジオで放送中。

次回はどんな“健康の気づき”が一句になるのか。
聞けばきっと、あなたの生活にも「ニコニコ」が増えるはずだ。

OBSラジオ:https://obs-oita.co.jp/radio/

目次